Natalia Mindru 36

Kさんという30代女性が、「恋人ができない」と相談に来ました。

まじめそうでおとなしいOLさんです。

婚活パーティで出会いを見つけているのですが、デートをした男性とは、ほぼ4度目以内にイヤになってしまうのだとか。

「食事やお酒までは楽しめるけど、できればそれで帰りたい。セックスをほのめかされると、とたんにゾッとしてしまって」

好意を抱いてデートをしているはずなのに……こんな自分は女としてしあわせになれないんじゃないかと、真剣に悩んでいました。

Kさんは、過去に一度のセックス体験のみの、セカンドバージンさんです。

大学時代、ずっとあこがれていた先輩に告白されて、夢ごこちで交際を開始。

けれど、一度目のセックスが痛すぎて、以降、拒んでからは、会うでもない、デートするでもない、メールだけの名ばかりの彼女に。

そして、先輩が社会に出てからは連絡がとだえ、自然消滅していたのですね。

12年前のできごとです。

威勢のいい女性だったら、次の彼氏をつかまえて「フン!」と忘れ去ってしまえるのに、この最初の一歩から性の旅をつづけられなくなってしまう女性も少なくありません。

Kさんの体験は「失恋」です。

当然、心が傷ついているのですが、その傷をつけているのは、離れていった先輩ではないのです。

実はKさん自身。

あの時、セックスを拒まなければよかった……。

そんな後悔が、時間が経てば経つほど自分を責める自己嫌悪感に変わり、今でもセックスに直面するたびに、コントロールできないほどふくれあがるのです。

性は、あなたの心とからだの奥に、ただ「ある」ものです。

それをどんな気持ちでながめ、歩んでいくかで、人生のいろどりがすっかり変わります。

好きになれない。

委縮してしまう。

男性の性欲が汚らしく感じる。

むなしいだけ。

ふしぎなことに、性に対するその評価は、そのまま自分自身への評価にはねかえってくるものなんですね。

性的劣等感だとは気づかないまま、日常での自己評価も下げよう、下げようという無意識が働いてしまいます。

すべての女性は、とてもすてきな存在です。

むかし食べたリンゴがすっぱかったからといって、ずっとリンゴコンプレックスになって自分を責めるというのは、なにかちがうような気がしませんか?

リンゴがすっぱかったのは、あなたの事情ではありませんよね。

そう、リンゴの味は、リンゴの事情なのです。

そもそも、女性のセックス体験が、初回から大成功をおさめることは、とてもまれなこと。

二十歳前後ではからだの性感が未発達ですし、ほとんどのケースで男性側も、まだまだ心が未熟です。

現代の日本では、男性がセックスのやり方を人から教わることはまずありません。

それでも、大人のからだができあがると、性的にももう一人前だと見なされます。

彼女や恋人をベッドでどう扱うか、セックスで女性の信頼に応える方法を、すでに知っていることになっています。

けれど、内心では、(実はよく知らないんだけど…)と、不安を感じているんですね。

あるいは、(自分が満足できたら彼女も同じように満足してくれるはず)と思いこみ、はりきりすぎている場合もあります。

その結果、思い描いていたよろこびの反応を得られに、彼もまた、性的挫折感を味わうのです。

Kさんの劣等感の元になっている先輩は、二度目のセックスを拒まれた時、まるで自分をまるごと拒絶されたようなショックを受けていたはずです。

それ以上どうしていいかわからなくなって、離れていったのでしょう。

おたがいにおたがいをよく知るための余裕がなかっただけのこと。

未熟なリンゴはすっぱいという、ごくあたりまえの必然です。

もしもあなたの心の入り口に、過去の気まずい性体験があるなら、記憶をリセットして、「なーんだ」と気持ちを明るく開放しましょう。

少しもあなたのせいではなかったのですから。

 

次回は【性の世界は大人の世界じゃない?】です(=゚ω゚)ノ

どうぞお楽しみに♪

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